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NEC、ビジネス・教育向けPCの新製品を発表 インテルの第12世代プロセッサを搭載

 日本電気株式会社(以下、NEC)は7日、ビジネス・教育向けPC「Mate&VersaProシリーズ」のラインアップにおいて、9タイプ33モデルを販売開始すると発表した。テレワークとオフィスワークを組み合わせた、ハイブリッドワークを見据えての機能強化が図られているという。

 新製品のうち、13.3型液晶搭載のスタンダードモバイルノートPC「VersaPro UltraLite タイプVB」では、インテルの第12世代プロセッサと、高速データ転送が可能なLPDDR5メモリを搭載し、処理性能を向上。Core i5-1245U搭載モデルではvProプラットフォームに対応し、ハードウェアによるセキュリティ機能の装備とともに、Microsoftが提唱するセキュリティ要件のSecured-Core PCにも対応している。

 価格は32万650円(税込、以下すべて同じ)からで、8月19日の出荷開始を予定している。なお参考として、NECの直販サイト「得選街」専用モデル「VersaPro J UltraLite タイプVB」の最小構成価格は、9月6日までのキャンペーン適用時で16万171円となっている。

VersaPro UltraLite タイプVB

 15.6型スタンダードノートPC「VersaPro タイプVD/VX/VA」では、従来機と同様の15.6型液晶を搭載しながら、液晶画面の左右にナローベゼルを用いる新設計で筐体を小型化。あわせて、キーボードのレイアウト変更や一部キーのサイズアップなど、利便性および操作性を向上させたという。

 さらに、従来はモバイルノートPCを中心に搭載していた、リモート会議時などのサウンド品質を向上させるミーティング機能「AudioEngine」(ヤマハ製)も搭載した。

 加えて、新製品の全タイプでインテルの第12世代プロセッサを搭載したほか、VersaPro タイプVXでは、インテルvProのうち、ビジネス利用に必要最低限の機能を備えた「vPro Essentials」と、Secured-Core PCに対応しており、セキュリティ向上を支援するとのこと。

 価格例は、VersaPro タイプVXが28万6000円からで、7月18日の出荷開始を予定する。参考として、得選街専用モデルである「VersaPro J タイプVX」の最小構成価格は14万5123円から。

 またデスクトップPC「MateタイプME/MB/MA/ML/MC」でも、全タイプでのインテル第12世代プロセッサ搭載、MateタイプMEでのDDR5メモリ採用などによって、処理性能の強化が図られた。Mate タイプMB/MCでは、インテル vPro Essentialsに対応し、ハードウェアレベルでセキュリティ機能を向上できるとした。マルチディスプレイについても、最大6画面への対応を可能にしている。

 さらに、全タイプでBIOS改ざんの検知や自己回復を行うBIOS自己回復機能に対応し、BIOSの不正な改ざんを防ぎ、セキュアなPCの使用を支援するとのことだ。

 デスクトップPCの価格例は、MateタイプMEが23万7600円からで、7月13日より順次出荷が開始される予定。こちらも参考として、得選街専用モデルである「Mate J タイプME」の最小構成価格は14万2098円からとなっている。

超小型モデルのMate タイプMC