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Box、仮想ホワイトボードによるコラボレーションツール「Box Canvas」を正式リリース

 米Boxは現地時間4月26日、仮想ホワイトボードによりコラボレーションを強化する「Box Canvas」の提供を開始した。

 Box Canvasは、自由なスタイルでの描画や文字入力による作業を可能にし、図形やコネクターなどを使うことで、図表、ワイヤーフレーム、プロセスフロー図といったデータを容易に表せるツール。同僚や外部のコラボレーターを、無制限のBox Canvasに招待し、場所や時差に関わらず、リアルタイムまたは自身のペースで作業を行うことで、全員が最新情報を共有できる。

 あらかじめ用意されたテンプレートを使ってすぐに始めることができ、コラボレーターへの確認時には、リアルタイムで通知やメンションができる。付箋ノートやコメントを使った双方向のフィードバックや、絵文字を使ったアイデアの投票による合意形成が可能。視覚的なコラボレーションを実現する単一のソリューションとして、複雑さを取り除き、コストを削減し、コンテンツの散在を解消する。

 これにより、例えばマーケティング部門は、Box Canvasを使用して次のキャンペーンを検討するための対話型ワークショップを実施でき、全てのチームメンバーがコラボレーションに参加できるため、プロジェクト完了後には結果を保存して、社内外のチームにフィードバックやネクストステップを共有できるとしている。

 Box Canvasは、米国時間4月26日から無料および有料パーソナルプランのユーザーは自動的に利用可能となった。また、ビジネスプラン、エンタープライズプランのユーザーは、管理コンソール上で手動でBox Canvasを利用可能の状態に設定できる。さらに今後数カ月の間に、Box Canvasは全てのユーザーが追加費用なくデフォルトで利用可能となるとしている。