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APRESIA Systems、GbEマネージドレイヤ2スイッチ「ApresiaLightGM200シリーズ」にPoE++給電対応の3モデルを追加

ApresiaLightGM228GT-PoE

 APRESIA Systems株式会社は27日、スモールビジネス向けのGigabit Ethernet(GbE)マネージドレイヤ2スイッチ「ApresiaLightGM200シリーズ」に、60W PoE++給電に対応した新製品3モデルを追加すると発表した。5月31日から販売開始する。

 ApresiaLightGM200シリーズは、「ApresiaLightGMシリーズ」の後継機種にあたり、従来のフロア/エッジスイッチ向けの機能を踏襲しつつ、主に基幹スイッチとして使用される「ApresiaNPシリーズ」と同じコマンド体系を採用するなど、さまざまなニーズに対応したスモールビジネス向けレイヤ2スイッチ。

 今回は同シリーズにおいて、1000BASE-T/100BASE-TX/10BASE-T(以下、1000BASE-T)ポート×24基の「ApresiaLightGM228GT-PoE」、1000BASE-T×16基の「ApresiaLightGM220GT-PoE」、1000BASE-T×8基の「ApresiaLightGM212GT-PoE」の3モデルが新たに提供される。

ApresiaLightGM220GT-PoE
ApresiaLightGM212GT-PoE

 いずれも搭載する1000BASE-Tポートすべてが最大30WのPoE+給電に対応するほか、うち2ポートは最大60WのPoE++給電が可能となっている。スイッチ全体での最大給電能力は、それぞれ375W、250W、125W。また3モデルとも、SFP+スロット×4基も搭載しており、光ファイバーによる接続が可能だ。

 また、SNMPやRMON、ポートセキュリティ、リンクアグリゲーション、IGMPスヌーピング/MLDスヌーピング、VLAN、QoSなどさまざまなネットワーク機能を利用可能。Webブラウザによる設定に加えて、前述のように、ApresiaNPシリーズと同じコマンドライン入力にも対応している。

 さらに、SDカードブートや設定情報の読み書きに利用可能なSDカードスロットを搭載。初期設定を容易にするゼロタッチプロビジョニング(ZTP)機能も利用できる。

 なお新モデルの販売開始に合わせて、ApresiaLightGM200シリーズのファームウェア新版「Ver.2.01」もリリースされる。この新版では、リング型ネットワーク用レイヤ2冗長方式「MMRP-Plus」のアウェア機能や、スタンバイポートによって簡易的な冗長を実現できるポートリダンダント機能、メモリエラーの検知とハードウェアでの自動復旧機能などが提供されるとのこと。

 加えてPoE関連のアップデートとして、再起動時も電源供給を継続するContinuous PoE機能や、PoE受電デバイスの状態を監視するPDモニタリング機能、PoE給電を日時で管理できるタイムベースPoE機能が、PoE給電対応モデルで利用可能になる。