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クラウド型経費精算「経費BANK」、勘定奉行クラウドシリーズとのAPI連携機能を強化

証憑データの連携に対応、7月にはマスタデータ連携も

 SBIビジネス・ソリューションズ株式会社は18日、クラウド型経費精算システム「経費BANK」をアップデートし、株式会社オービックビジネスコンサルタント(以下、OBC)の財務会計システム「勘定奉行クラウド」「勘定奉行クラウド[個別原価管理編]」勘定奉行クラウド[建設業編](以下、勘定奉行クラウドシリーズ)とのAPI連携機能を拡充したリニューアル版として、同日より提供を開始した。

 経費BANKは、Webブラウザから利用できるクラウド型経費精算システム。スマートフォンやタブレット端末を用いて、いつでもどこからでも申請や承認を行えるうえ、取引先への支払依頼と支払予定表による支払管理、経費集計による経費分析、銀行振込データ及び会計仕訳データの作成機能により、経理業務効率化を実現するという。

 一方の勘定奉行クラウドシリーズは、財務会計システム「勘定奉行」で培ってきた使いやすさと、証憑データ入力の自動化、学習機能などを備えたクラウド型の財務会計システムである。

 経費BANKが持つ従来のAPI連携機能では、経費BANKで申請・承認された精算データのうち、仕訳データのみ勘定奉行クラウドシリーズと連携可能だったが、今回のリニューアルでは、領収書や請求書といった証憑データまで連携できるようになった。これにより、従来はそれぞれのシステムで個別に必要だった確認作業が、勘定奉行クラウドシリーズ上においてワンストップで完了、一元管理できるため、業務負担の軽減につながるとしている。

 また7月中旬には、経費BANKへ登録した支払先やプロジェクト、工事データといったマスタデータを、勘定奉行クラウドシリーズへ自動連携できるようになる予定。従来はシステムごとにマスタデータの登録が必要だったが、マスタ管理が一元化されるため、システム管理業務の負荷が軽減されるとのこと。