三菱総研DCS、NCJのクラウドサービス「Neutrix Cloud」を提供

　三菱総研DCS株式会社とNeutrix Cloud Japan株式会社（以下、NCJ）は、クラウドサービス事業で協業を開始し、その一環としてDCSはNCJと販売代理店契約を結び、NCJのクラウドサービス「Neutrix Cloud」を3月1日に販売開始すると発表した。

　Neutrix Cloudは、各種パブリッククラウドに接続可能なストレージサービスや、コンピュート、ネットワークなどのクラウド基盤を提供するサービス。

　三菱総研DCSとNCJは、高セキュリティ・高パフォーマンスなクラウドサービスと、高度なコンサル・運用のノウハウを生かし、マルチクラウド／ハイブリッドクラウド利用を推進し、組織のマルチクラウド統合管理やデータ活用の支援を強化していくと説明。三菱総研DCSは、マルチクラウド／ハイブリッドクラウドを含めた、クラウドサービスの戦略的かつ効果的な活用を支援するクラウドサービスブランド「FQ Smart+」を提供しており、その中で、Neutrix Cloud活用によるマルチクラウド／ハイブリッドクラウド環境の強化を図っていくとしている。

　また、次世代のFINEQloudとして、プライベート・ミッションクリティカル領域でのよりセキュアなプライベートクラウドの確立を目指し、Neutrix Cloud OEM利用の検討を開始する。

　三菱総研DCSは、強固かつ戦略的なITインフラを設計でき、パブリッククラウド、プライベートクラウド、オンプレミスなどの枠組みにとらわれることなく最適な選択ができ、Neutrix Cloudはそれらのハブとして機能し、シームレスな統合監視・運用を支援すると説明。顧客は、環境やビジネスの変化に対応できるよう、システムやデータの可搬性を維持でき、データのコピーや、サービスのスイッチングで制限されることはなく、自身でデータ主権を保ち、データの二次利用・三次利用により、新たな価値を創造していけるとしている。

　両社は今後、共同マーケティングを実施し、その一環として共同イベントの開催を予定する。