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ジュピターテクノロジー、中小規模向けログサーバーアプライアンス・UTMログレポーターを販売

 ジュピターテクノロジー株式会社は21日、ひとり情シスを含む中小規模ネットワークユーザーをターゲットにしたSyslogサーバー「Syslog Watcherアプライアンス」と、UTM用ログレポーター「Fastvue Reporter」を販売開始した。

Syslog Watcherアプライアンス

 Syslog Watcherアプライアンスは、カナダEZ5 Systemsが開発したWindows版Syslogサーバー「Syslog Watcher v6」を搭載した、Syslogサーバーアプライアンス。

 ジュピターテクノロジーが販売するSyslogサーバー製品で、最も操作と運用が簡単なエントリー製品となり、ひとり情シスを含む中小規模ユーザーをターゲットに、低価格でコンパクトな筐体と、ログ受信・保存・検索をオールインワンで使いやすく実現した。

 Syslog Watcher v6の採用で操作メニューが一新され、Syslog解析機能の追加など、ログを「集めるだけ」ではなく、「活用」することが可能になった。操作メニューは日本語化されている。

 Syslog Watcherアプライアンスの製品ラインアップと価格は、小規模向けの「io-BS」が35万2000円から、中規模向けの「io-B」、大規模向けの「io-BL」は要問い合わせ。

Fastvue Reporter

 Fastvue Reporterは、豪Fastvueが開発したUTM用のログレポーター。小中規模ネットワークで使用されるUTMのログを、分かりやすいレポートとして提供する。

 UTMメーカーが提供する管理者向けログレポーターとは異なる、利用者向け製品で、ネットワークの利用状況を分かりやすくレポートすることで、インターネットをどのように利用しているか、不適切な利用の有無などを可視化し、生産性の向上やセキュリティリスクの低減を実現する。

 FortiGate、SonicWall、Palo Altoのログを直接受信可能。その他のUTM向け製品は、ユーザーニーズを考慮して順次リリースする。

 インターネット利用レポートとして、ユーザー別、部門別、生徒の安全、許可/拒否Webサイトアクセス、時系列アクティビティ、インターネット検索、YouTubeビデオ、オンライン生産性、ファイアーウォールポリシーなど多数のレポートを提供する。

 ダッシュボードは、帯域使用、生産性、セキュリティ、VPN利用に関するライブ可視化が可能。情報共有としては、レポートスケジューリング、個人レポート、管理者へのインターネット利用レポート、IT担当者へのレポートをCSVやPDFで提供する。アラートは、カスタマイズ可能なアラート、安全に関するアラート、大規模ダウンロードアラート、マルウェアや脅威に関するアラート、不適切サイト閲覧アラートなどに対応する。

 Fastvue Reporterの製品ラインアップと価格は、「Fastvue Reporter for FortiGate」が14万500円から、「Fastvue Reporter for SonicWall」が12万6400円から、「Fastvue Reporter for Palo Alto」が31万2000円から。