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オルツ、「LHTM-2」「GPT-3」など大規模言語処理モデルの導入支援/コンサルを提供開始

 株式会社オルツは20日、同社の大規模言語処理モデル「LHTM-2」や、ChatGPTにも搭載されているOpenAIが開発した自然言語処理の人工知能モデル「GPT-3」の導入支援および導入コンサルティング事業を開始した。

 オルツでは、これまで培ってきた自然言語処理技術と、「AI GIJIROKU」を代表とする自社プロダクト開発・運用のノウハウを活用し、顧客の事業戦略、新規事業開発支援をはじめ、AIモデルの適切な利活用、プロダクト実装、オペレーション支援までワンストップで包括的に支援する。

 LHTM-2やGPT-3などの大規模言語処理モデルを活用することで、人間が書いたような自然な文章を生成でき、これまでは人間が対応せざるを得なかった、チャットの問い合わせ対応やコールセンター業務、広告やSNSの大量の文章作成、同一専門領域の論文の要約、営業スクリプトの自動生成などに活用できるとしている。

 オルツが提供する標準メニューのうち、「AI活用全体最適化コンサルティング」では、既存のアセットを最大限活用できるよう、顧客が本来あるべき姿を基にAI戦略課題を設定し、問題要素に分解し、問題点の解像度を上げた上で、個別の施策を検討・提案する。

 「個別AI検証コンサルティング」では、リーンスタートアップの原則に基づき、課題をボトムアップ/トップダウンで因数分解して、顧客のあるべき姿に向けた検証項目を設定し、提供すべき機能要件まで作成する。

 「MVP設計、実行支援」では、必要要件を踏まえ、AI GIJIROKUを代表とするオルツの自社プロダクトのノウハウを最大限活用して、プロダクトのデザインからAIモデルの実装、検証支援まで伴走する。

 「事業化検討」では、検証内容を踏まえた上で、事業化に向けた適切なロードマップと、それにひも付く事業戦略ならびに事業計画を検討する。顧客ごとのオーダーメイドで、既存のアセット、AIモデルを最大限に活用した事業推進を支援する。

 「AIインフラ支援」では、 AI活用に向けた必要要素(人材育成、プラットフォーム構築、セキュリティ計画、社内外ステークホルダー活用)を盤石なものとするための計画、実行を支援する。