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アライドテレシス、次世代ルーター「NFV-APLシリーズ」のUTM機能を強化 アドバンスドIPSなどを利用可能に

 アライドテレシス株式会社は10日、セキュリティ機能を備えた次世代ルーター製品「NFV-APLシリーズ」、およびVPN機能を提供する仮想アプライアンス製品「AT-AR4000S-Cloud」をバージョンアップしたと発表した。同社Webサイトからのダウンロードサービスを同日より開始している。

 NFV-APLシリーズは、多数の端末収容に対応する次世代ルーター製品で、多拠点で構成された大規模ネットワークのセンタールーターや、ハイスペックな拠点ルーターとして利用できるという。ラインアップとしては、10GBASE-Tポートを備えたAT-NFV-APL-GTXと、1000BASE-Tポートを持つ下位版のAT-NFV-APL-GTを提供している。

 今回のバージョンアップでは、UTM機能を中心に強化された。具体的には、ProofpointのアドバンスドIPSを採用し、サービス妨害(DoS)や不正アクセスと思われる異常なイベントを検出して侵入を防止し、刻々と変わる攻撃者の侵入に対処するという。またWebコントロールでは、OpenTextのWebカテゴリデータベースを採用。世界中に張り巡らされた検知エンジンにより、悪質サイトの判定処理を短時間で実行し、そうしたサイトへのアクセスを即座にブロックするとしている。

 なお、追加されたセキュリティ機能を利用するためには、ライセンスを別途購入する必要がある。

NFV-APLシリーズ

 一方のAT-AR4000S-Cloudは、新製品のうちAT-AR4000S-Cloudは、IPsec VPNで最大1000セッションの同時接続が可能なセキュアVPNセンタールーター「AT-AR4050S」と同等のVPN機能を、仮想環境から提供可能にする仮想アプライアンス。

 今回は新たにUTM機能の提供が開始され。追加ライセンスにより、アプリケーションコントロール/Webコントロール、IPレピュテーション/アドバンスドIPSの機能を利用できるとのことだ。