ニュース

アライドテレシスがネットワーク機器のFWをアップデート、1台の次世代ルーター上で複数の仮想ルーターを稼働可能に

 アライドテレシス株式会社は19日、自社スイッチ/ルーター製品のOS「AlliedWare Plus」のファームウェアをバージョンアップすると発表した。新版のダウンロードサービスも開始されている。

 PoE給電対応スイッチ「AT-x320-10GH」では、今回のバージョンアップによりIEEE 802.3bt(PoE++)を正式にサポートする。ポートあたり最大90Wの給電が可能な1000BASE-Tポート×8基を搭載しているため、4K・8Kネットワークカメラや寒冷地向けヒーターが内蔵された監視カメラ、次世代の無線LANアクセスポイントなど、消費電力の大きい機器に対する安定した電源供給を実現するという。

 またセキュリティ機能を備えた次世代ルーター製品「NFV-APLシリーズ」では、1台のハードウェア上において、複数台の仮想ルーターを動作・稼働させることが可能になった。例えば、物理的には1台のNFV-APLシリーズのルーターを、VPNルーター「AT-AR4050S」約16台相当分として動作させる、といったことが可能になるため、コストを抑えながら柔軟にネットワークの変更・拡張を行える。

 また、NFV-APLシリーズ、AT-AR4050S、「AT-AR4050S-5G」「AT-AR3050S」「AT-AR2050V」「AT-AR2010V」「AT-AR1050V」「AT-AR4000S-Cloud」といったルーター製品において、ワンタイムパスワードやクライアント証明書を用いた2要素認証に対応。多要素による認証を行うことで、より堅牢な認証を実現できるとのこと。

NFV-APLシリーズのひとつ、AT-NFV-APL-GTX