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セキュアIoTプラットフォーム協議会、IoTシステムのセキュリティ検査と認定制度を組み合わせた「セキュアIoTプログラム」を発表

 一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(以下、SIOTP協議会)は9日、IoTシステムの安全性を担保するために、国際標準レベルのセキュリティ検査と認定制度を組み合わせた「セキュアIoTプログラム」を発表した。

 セキュアIoTプログラムでは、IoTシステムの守るべきセキュリティ要件として、長期的な安全性確保のためのライフサイクル管理に着目し、1)真正性の担保(鍵管理、RoT:Root Of Trust)、2)認証と識別(設計・製造、利用、廃棄、リサイクル)、3)セキュアアップデート(OTA:Over The Air)――の3点に絞り込み、国際標準(IEC62443-4)との適合性を確認する「脆弱性検査・IoTセキュリティ検査」および「セキュアIoT認定」を提供する。

セキュアIoTプログラムの全体構成

 「セキュアIoT認定」は、産業用システム、業務システム、コンシューマー機器における最終的なIoT機器だけではなく、IoT機器を構成する部品やソフトウェア、システムも認定対象とする。認定要件に対する適合性により、「Gold」「Silver」「Bronze」の3段階のグレードで認定する。

 検査基準は、「IoTセキュリティ手引書 Ver2.0」をベースにしたチェックシート(IEC62443準拠)。費用は400万円(税別)から。有効期間は5年間。

 SIOTP協議会では、セキュアIoTプログラムを推進することで、日本の経済安全保障に寄与する、安全安心なIoTのエコシステムを推進していくとしている。

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