ニュース

SIOTP協議会、IoTビジネスに関わる事業者向けの「IoTセキュリティ手引書 Ver2.0」をリリース

 一般社団法人セキュアIoTプラットフォーム協議会(以下、SIOTP協議会)は31日、IoTシステム開発者に向け、IoTデバイスに求められる実装レベルの仕様をまとめた「IoTセキュリティ手引書Ver2.0」を公開した。

 IoTセキュリティ手引書は、国際標準で規定されているセキュリティ要件を基に、安心安全なライフサイクル管理(設計・製造、サービス運用、廃棄)の実現を解説したもの。特に、IoTクラウドサービス事業者やIoTクライアントデバイス製造事業者、さらにこれらの機能を活用してカスタマーにトータルのサービスとして供給する事業者に向けた内容となっている。

 Ver2.0では、2020年11月にリリースした「IoTセキュリティ手引書Ver1.0」で参照したIEC62443に加えて、米国セキュリティ規格NIST SP800-171の要素を追加。また、より手引書として活用できるように、全体の構成を見直した。

 SIOTP協議会では、IoTセキュリティ手引書Ver2.0のリリースを記念して、その内容を解説するオンラインセミナーの開催を3月上旬に予定している。また、4月をめどに、IoTセキュリティ手引書Ver2.0をもとに、「IoTセキュリティ認証プログラム」を立ち上げる予定としている。