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オロのSaaS管理ツール「dxeco」、IT資産管理機能をアップデート

デバイスの利用履歴を一元管理可能に

 株式会社オロは7日、SaaS管理ツール「dxeco(以下、デクセコ)」で提供しているIT資産管理機能をアップデートし、変更履歴機能を追加したと発表した。

 デクセコは、社内で利用されているSaaSの利用状況を把握するSaaS管理ツール。契約しているSaaSとその契約情報を一元管理できるほか、社内で管理できていない「シャドーIT」の検知機能なども提供されている。

 また社内においては、SaaSへアクセスするためのデバイス(PCやスマートフォンなど)も大量に管理されているため、デクセコには、利用SaaSと同様にデバイスを利用者とひも付けて一元管理するIT資産管理機能が搭載されており、社内のIT利用状況を統合的に可視化し、管理者が把握できるように支援しているという。

 今回のアップデートでは、デバイスの管理番号や機種等の情報に加えて、どのデバイスを「だれが」「いつ」利用していたのかといった履歴を一元管理できるようになった。変更履歴が保持されるため、「いつ」「どのような」変更があったかをすぐに確認できるとのこと。

 また利用者の変更以外にも、項目の変更や修理の履歴を、該当のITデバイスの経歴として保存可能になった。こうして、デバイスにかかわる変更履歴が可視化されるので、利用者についての内部統制面やハードウェアの寿命の観点からも、情報システム担当の作業効率化を支援できるとしている。

 デクセコの価格に変更はなく、20名まで利用可能なスタータープランが月額1万円、100名まで利用可能なスタンダードプランが月額5万円。

 なお同サービスは今後、IT資産管理機能の強化を進めるとともに、不要アカウントの検出やSaaSコストの最適化提案といった、インサイト機能の拡充を図る予定とのことだ。