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オロのSaaS管理ツール「dxeco」、収集した情報を基にした改善提案機能などを追加

 株式会社オロは20日、SaaS管理ツール「dxeco(以下、デクセコ)」において、企業が自社のSaaS利用状況からインサイトを得て、改善につなげていくための新機能を追加したと発表した。

 デクセコは、社内で利用されているSaaSの利用状況を把握するSaaS管理ツール。自社が契約しているSaaSとその契約情報を一元管理できるほか、適切に管理できていない「シャドーIT」を検知する機能なども提供されている。

 オロでは、1)情報を把握し、2)インサイトを得て、3)アクションを実行する――、といった流れをSaaS管理の改善サイクルとして提案しているが、デクセコでは、従来、「何のSaaSを使っているか」「誰が契約していて、契約期間や金額はいくらか」「誰が、どの程度の頻度でSaaSを利用しているか」「どのSaaSに誰のアカウントが登録されているか」「どのSaaSにいくら支払っているか」といった、1)に相当する部分の機能改修を進めてきたという。

 今回はこれを一歩進め、情報を把握した後の、2)や3)の工程でも利用者を支援できるよう、デクセコにインサイト機能とタスク機能を追加したとのこと。

 このうちインサイト機能は、デクセコが収集したSaaSに関する情報を基に、インサイトを自動で生成し、利用者に提案してくれる機能で、例えば、不要アカウント、コスト最適化案、契約担当者不明SaaS、不要な外部アカウントなどのインサイトが提案される。

 一方のタスク機能は、インサイト機能によって提案されたインサイトに関して、対応すべき項目をタスクとしてワンクリックで追加するもの。タスクに記載されたアクションに従って行動するだけで、改善を行えるようになるとした。また、1つのタスクに対して残アクションがあと何%残っているのかも確認できるので、対応漏れを防げるとのことだ。