三菱総研DCS、企業のクラウド活用支援「FQ Smart+」でAWSの構築支援・運用代行サービスを提供

　三菱総研DCS株式会社は1月31日、顧客のクラウド利活用のパフォーマンスを最大化するサービスブランド「FQ Smart+」を立ち上げ、第1弾としてAmazon Web Services（AWS）の構築支援・運用代行サービスを、2月1日に提供開始すると発表した。

　三菱総研DCSでは、複数のクラウドサービスを組み合わせたマルチクラウド・ハイブリッド環境などの利用形態が注目を集める一方で、クラウド環境の構築方法や管理・運用方法が複雑化し、サービスメリットを生かしきれていないなど、新たな課題に悩む企業も増えていると説明。こうしたクラウドに関するさまざまな課題を解決し、企業のクラウド利活用パフォーマンスを最大化する多くのサービスを、「FQ Smart+」として展開するとしている。

　FQ Smart+は、三菱総研DCSが大規模かつクリティカルな業務におけるクラウド環境の実装・運用で培ってきたノウハウを生かし、コンサルティング、マイグレーション、データ、セキュリティ、運用、プラットフォームの6つの軸でトータルサポートするサービス群を提供する。マルチクラウド・ハイブリッド環境にも対応し、企業に応じてさまざまな課題や要件にマッチするサービスラインアップを取り揃えていくとしている。

　第1弾となる「AWS構築支援サービス・AWS運用代行サービス」は、AWSに移行したいがそもそも何から手をつけてよいか分からない、IT資産をAWSに配置することに不安がある、AWS運用は任せてシステム企画などコア業務に専念したいといった顧客に向けたサービス。

　AWS構築支援サービスは、ヒアリングから行うため、要求事項が未整理の状況でも提案が可能。三菱総研DCSが培ってきたプリセット済みの設計テンプレートや、構築ソースコードにより高品質・スピーディに対応し、機能・コスト両面を考慮した最適パフォーマンスな構成を提供する。

　AWS運用代行サービスは、三菱総研DCSのエンジニアが、AWS環境のサーバー・サービス監視設定から、障害時の切り分け・一次対応、定型運用作業までを包括的に代行する。マルチクラウド・ハイブリッド環境対応のプラットフォームで、他のクラウドサービスやオンプレミスまで拡張した、運用高度化にも対応する。

　三菱総研DCSでは今後も、サービスラインアップの拡充、他社との協業・連携により、ブランド強化を進めていくとしている。