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DIT、ランサムウェア攻撃から重要データを保護する「WebARGUS for Ransomware」のARM64対応版を提供

 デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社(以下、DIT)は19日、ランサムウェア攻撃などから重要データを保護するため、データを確実に保護する機能(データプロテクション機能)を搭載したセキュリティ製品「WebARGUS for Ransomware」のLinux版について、ARM64プロセッサ対応版の提供を開始した。

 WebARGUS for Ransomwareは、システム改ざん検知・復旧ソフト「WebARGUS」の機能である「改ざん検知・復旧機能」と、新たに搭載した「データプロテクション機能」により、重要なデータを確実に保護する製品。データプロテクション機能は、代表的なランサムウェア対策の「マルウェア検知」や「バックアップからの復旧」とは異なり、OSのデータ変更などの命令をリアルタイムで監視することで攻撃を無効化する。

WebARGUS for Ransomwareの特徴

 DITでは、WebARGUS for Ransomwareの販売を2022年11月に開始し、多くの顧客から引き合いがあったが、LinuxサーバーのCPUにはIntel64プロセッサ以外に、ARM64プロセッサの利用も増えてきていることから、両方に対応する必要があると認識し、準備を進めてきたと説明。今回、ARM64プロセッサ対応版の開発が完了し、販売を開始したとしている。

 WebARGUS for Ransomware Linux版の価格は、1サーバーあたりの年額ライセンスが198万円(税込)。DITでは、2024年6月までに累計ライセンス金額1.5億円を目標とする。