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ソラコム、Wi-Fi環境のない場所でもクラウドカメラサービスを利用可能にする「ソラカメ専用セルラーパック」

カメラとWi-Fiルータ、データ通信SIMをセットにして提供

 株式会社ソラコムは26日、クラウドカメラサービス「ソラカメ」において、Wi-Fiルータとデータ通信SIM、アトムテック製のWi-Fiカメラ「ATOM Cam 2」をセットにした「ソラカメ専用セルラーパック」を発表した。11月15日より、SORACOM IoTストアならびにSORACOMユーザーコンソールで提供する。

 ソラカメは、Wi-Fi経由でカメラの映像をクラウドに常時録画できるクラウドカメラサービス。利用者は専用のスマートフォンアプリからライブ映像や録画の閲覧、カメラの設定管理などを行うことができる。

 今回発表されたソラカメ専用セルラーパックでは、UQコミュニケーションズのデータ通信サービス「WiMAX+5G」のWi-Fiルータ「Speed Wi-Fi HOME 5G L11」と、通信容量無制限のデータ通信SIM、カメラをセットにしており、Wi-Fi環境のない場所でもソラカメが利用可能になるとのこと。

 例えば、ショッピングモールや空港、ホテルなどの施設で、敷設しているWi-Fiの電波が届かない、もしくはWi-Fiスポットを増設できない場所にソラカメを導入したいケースや、Wi-Fi環境はあっても、セキュリティやデータ量の問題でソラカメを既存のネットワークに接続できないケースなどに適用できるという。

 価格(税込)は、基本使用料が月額4950円。別途、Wi-Fiルータ端末の費用2万1780円、契約事務手数料(SIM発行手数料を含む)3300円、クラウド常時録画ライセンスの料金が必要となる。なお請求は、ソラカメやIoTプラットフォーム「SORACOM」の費用とまとめて一本化されるとしている。