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JAフルーツ山梨、クラウドカメラ「ソラカメ」を盗難対策の実証実験に採用 農作物をカメラで監視

 株式会社ソラコムは5日、JAフルーツ山梨(フルーツ山梨農業協同組合)が、農作物の盗難防止実証実験において、ソラコムのクラウドカメラサービス「ソラカメ」を採用したと発表した。

 ぶどう、ももの生産量が日本一の山梨県では、防犯パトロールの経費や防犯カメラの設置費用などを補助する支援制度を設けるなど、盗難対策に力を入れているが、JAフルーツ山梨は今回、ももやシャインマスカットなどなどの盗難対策のひとつとして、クラウドカメラサービスの「ソラカメ」と、小型カメラ「ATOM Cam2」を導入した。

 ATOM Cam2は、夜間でもカラー映像で撮影できるカラーナイトビジョン、赤外線LEDによる白黒撮影などの機能を備えているが、今回は、これらの機能を用いて夜間の農場の様子をカメラで撮影し、そのデータをリモートからリアルタイムで見られるようにするほか、夜間の監視パトロールと連携した盗難防止策の強化に利用するという。

 なおJAフルーツでは、ソラカメについて、常時クラウド録画されるため、万一カメラ自体が盗難にあっても撮影された動画の記録が残る点、また、カメラの取り付けが簡単で、生産者にもスピーディに展開できる点を評価している。