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CTC、レガシーシステムとのデータ連携を実現する米OpenLegacyのAPIプラットフォームを提供

 伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(以下、CTC)は17日、米OpenLegacyのAPIプラットフォーム「OpenLegacy」を提供開始すると発表した。APIの短期間での開発によって、レガシーシステムとのデータ連携を容易に実現できるという。

 「OpenLegacy」は、メインフレームで稼働する勘定系のレガシーシステムとのリアルタイムなデータ連携を可能とするAPIを、効率的に開発できるプラットフォーム。勘定系システムで利用されるCOBOLやFORTRANなどのプログラミング言語のソースコードを読み込み、オープン系システムで使われるJAVAやC#などのプログラミング言語へ自動的に変換して、データ連携に関連するAPIを生成することができる。

 また、残高参照・預金、振込・振替、口座開設・解約など、金融サービスの機能ごとにAPIのテンプレートも用意されており、メインフレームのアプリケーションやデータベースを変更せずにシステム構築を行えるため、従来と比べて、最短で10分の1程度の開発期間で新規サービスの提供が可能になる点も特徴とした。

 製品はサブスクリプション型での提供となり、価格は年間1000万円から。APIの本数ごとに課金されるので、必要なAPIだけを開発することにより、導入コストの削減にもつながるとしている。

 なおCTCでは、金融機関向けのAPI連携ソリューションをすでに提供しているが、今回、取り扱い製品の中にOpenLegacyを加えて、FinTechの事業に取り組む銀行や保険などの金融分野の企業を中心に展開し、3年間で5億円の売上を目指すとのこと。さらに、導入に伴うシステム構築やコンサルティング、既存システムとの連携支援などのサービスもあわせて提供する。