ニュース

業務ソフトウェア「弥生シリーズ」、インボイス制度対応に向けたアップデートを実施

 弥生株式会社は14日、業務ソフトウェア製品群「弥生シリーズ」において、インボイス制度に対応したアップデートを行うと発表した。

 弥生によれば、事業者はインボイス制度の施行に伴って、新規に対応しなければならない業務が発生するため、バックオフィス業務の負担増加が懸念されているという。そこで同社は、インボイス制度対応製品を提供するとともに、AI-OCRを活用した「スマート証憑管理」と弥生シリーズの連携を強化することにより、業務の自動化・デジタル化を進め、事業者の負担軽減を支援するとのこと。

 今回のアップデートは製品ごとに行われる。まず3月15日には、販売ソフトウェア「弥生販売 23」向けのプログラムを提供し、弥生会計(やよいの青色申告)への、仕入税額控除に基づいた仕訳の作成が可能になる。

 その後3月20日より順次、会計ソフトウェア「弥生会計 オンライン」「やよいの青色申告 オンライン」「やよいの白色申告 オンライン」「弥生会計 23」「やよいの青色申告 23」がアップデートされる。このアップデートにより、適格請求書/区分記載請求書の入力に対応するほか、経過措置による仕入税額控除の割合を、取引日付に応じて自動判定する機能が追加される。さらに、会計期間途中での課税事業者への変更、適格請求書/区分記載請求書を指定した取引データのインポートにも対応するとした。

 3月23日にはスマート証憑管理がアップデートされ、スキャナ保存制度への対応や、受領した証憑に対して、適格請求書としての適正性の判定を行う機能の追加などが行われるとしている。