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NEC、Azure ADと連携した顔認証シングルサインオンサービスを提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は4日、顔認証を活用したシングルサインオン(SSO)サービス「NEC 顔認証シングルサインオンサービス」を提供開始すると発表した。スマートビルディングに取り組む事業者向けのソリューション「Bio-IDiom Services ID連携」のアドオンサービスとして提供する。

 NEC 顔認証シングルサインオンサービスは、Azure Active Directory(AD)と連携することで、企業で利用されさまざまなクラウドサービスやアプリケーションへのログイン時に、顔認証によるSSOを可能にするもの。IDとパスワードによる認証の代わりに顔認証を用いることで、システムごとにパスワードを覚える煩わしさから解放されるため、利用者の利便性が向上するほか、パスワードの管理にまつわる運用負荷も軽減されるという。

 また顔認証に加えて、登録済みの端末以外からのアクセスを防止するデバイス認証にも対応しており、二要素認証によってセキュリティを強化することが可能。各システムに求められるセキュリティや利便性に応じて使い分けられるとした。

 なお、顔情報はNECのID連携プラットフォームサービスであるBio-IDiom Services ID連携で管理されるため、Bio-IDiom Services ID連携の上に実装される顔認証入退サービスや顔認証決済サービスでも利用できるとのこと。

 価格(税別)は初期費用が200万円から、月額費用が12万円からで、Bio-IDiom Services ID連携やAzure ADの費用は別途必要になる。