フルタイムシステムとNEC、顔認証で利用可能なスマートビルティング向けロッカーソリューションを提供

　株式会社フルタイムシステムと日本電気株式会社（以下、NEC）は23日、ロッカーソリューション「NEC 顔認証ロッカーソリューション」を開発したと発表した。同日より、NECがスマートビルディングに取り組む事業者向けに展開している「Bio-IDiom Services ID連携」のアドオンサービスとして、同日より提供開始している。

　Bio-IDiom Services ID連携は、生体認証と複数のソリューションをつなぐID連携機能を一体化したもの。一度の顔登録により、オフィスビルへの入退場や売店の決済など、複数サービスを利用できるようにしている。

　今回はこのアドオンとして、サテライトオフィスやシェアオフィスなど、一時的に利用するオフィスや、出社頻度が少なくなったメインオフィスにおいて、共用ロッカーに個人の荷物を簡単かつ安全に預け入れることが可能な、NEC 顔認証ロッカーソリューションを開発した。

　鍵やQRコードを取り出すことなく、顔認証でスムーズに利用できるほか、鍵管理が不要になったり、利用者特定による荷物置き忘れなどへの対応が容易になったり、といったメリットを提供できるという。

　参考価格（税別）は、想定される最小構成（ロッカー制御ボックス1台＋筐体1台＋NEC顔認証エッジデバイス1台＋Bio-IDiom Services ID連携 Silverプラン）の場合で、初期費用が480万円から、月額費用が20万4000円から。