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日立、「コンテナ導入支援サービス」など基幹システムのモダナイゼーション向けコンテナ関連サービスを強化
2022年9月15日 13:21
株式会社日立製作所(以下、日立)は15日、基幹システムのモダナイゼーションを支えるコンテナ関連サービスの強化として、コンテナ環境を手軽に検証できる「コンテナ導入支援サービス」と、コンテナ上の開発におけるビルド・テスト・デプロイを自動化する「CI/CD環境構築サービス」の提供を開始した。
コンテナ導入支援サービスは、日立の社内実践で培ったベストプラクティスを体験できる検証用コンテナ環境を、マネージドサービスとして提供する。サービスの運用体制や運用ワークフロー、PoC検証項目などを合わせて提供することで、顧客側はアプリケーションを準備するだけで、迅速にPoCを実施できる。
コンテナの実行環境を運用管理する基盤は、VMware TanzuとRed Hat OpenShiftに対応し、要望に合わせて選択できる。コンテナ導入支援サービスの参考価格は、環境提供のみの場合で月額40万円(税別)から。PoC内容相談などは個別見積もり。
CI/CD環境構築サービスは、コンテナとともにCI/CD環境を導入したい顧客向けに、顧客のコンテナ環境に適したCI/CDツールの選定・評価、環境構築、運用保守を支援する。また、CI/CD環境の効果的な使い方を、日立のエンジニアがレクチャーし、顧客の中での活用を促進する。これにより、コンテナ上のアプリケーション開発におけるビルド・テスト・デプロイの自動化が可能になり、機能の改善や追加などプログラムの修正に対する不具合を早期発見し、品質を維持するとともに、テスト作業を効率化できる。
また、テスト環境や本番環境に自動的にアプリケーションをデプロイすることで、手動による人的ミスや手戻りを防ぐことが可能になる。CI/CD環境構築サービスの参考価格は、1コンテナのCI/CD環境作成が200万円(税別)から。
日立では、これらのサービスにより、コンテナ基盤の導入に向けた迅速な検証や、コンテナ上のアプリケーション開発のスピードと品質の向上を実現し、顧客の基幹システムのクラウドネイティブ化を支援するとしている。