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アット東京とユニアデックス、SD-WAN/ルーター/ファイアウォール機能を仮想アプライアンスで提供する「ATBeX NFVサービス」を提供

 株式会社アット東京とユニアデックス株式会社は8日、両社の協業により「ATBeX NFVサービス」を11月から提供すると発表した。ATBeX NFVサービスの販売はアット東京が行い、8日に申し込み受付を開始した。

 ATBeX NFVサービスは、アット東京のネットワークサービス「ATBeX」と、ユニアデックスのクラウドサービス「U-Cloud」を組み合わせ、ネットワーク機能の仮想化基盤を構築したネットワーク仮想アプライアンスサービス。

ATBeX NFVサービス概要図

 サービスにより、物理的な機器を導入することなく、ATBeX上でSD-WAN、ルーター、ファイアウォール機能の利用が可能。専用の仮想アプライアンスとして利用できるため、顧客自身で設定や運用管理ができる。

 クラウドに閉域接続する場合、オンプレミス環境にBGP対応ルーターを用意する代わりに、ATBeX NFVサービスのルーター機能を利用する構成が可能。複数のクラウド間を接続する場合も、ATBeX NFVサービスのルーター機能を折り返し地点で利用することで、最短経路でのクラウド間通信が可能となる。

 仮想アプライアンス製品のライセンスは、一括購入または顧客が所有するライセンス持ち込み(BYOL)の利用が可能。サービス提供開始時は、シスコシステムズ合同会社の製品が利用可能で、順次、対応ベンダーを拡大する予定。仮想基盤と顧客環境との接続は、ATBeXの他、構内配線による直接接続にも対応する(光ファイバーケーブル接続オプション)。