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NECのRPAソリューション「NEC Software Robot Solution」、手軽にライセンスを共有できる「組織内共用ライセンス」を提供

 日本電気株式会社(以下、NEC)は31日、企業内の共通業務を自動化するRPAソリューション「NEC Software Robot Solution」の新版において、1つのライセンスを複数の利用者で共有できる新たなライセンス形態「組織内共用ライセンス」を提供開始したと発表した。NECでは、部署ごとなどで手軽にライセンスを共有したい場合に適していると説明している。

 「NEC Software Robot Solution」は、“誰もが使いやすい”をコンセプトとしたローコード思想のRPAソリューション。ユーザーフレンドリーなUIとステップ数の少ない簡単な設定によって、プログラミング経験のない利用者でも直観的にRPAを開発できる点を特徴にしている。

 従来、このNEC Software Robot Solutionでは、RPAを実行する端末ごとにライセンスが必要な「スタンドアロンライセンス」、実行端末数ではなく同時実行数にひも付いて利用できるものの、管理サーバー(ライセンスサーバー)の構築を必要とする「フローティングライセンス」などの形態で提供されていた。

 これに対して今回追加される組織内共用ライセンスでは、フローティングライセンスと同様、実行端末にひも付くのではなく、1つのライセンスを複数の利用者で共有できるが、インターネット上のサーバーでライセンスを管理する仕組みにより、組織内にライセンスサーバーの構築は不要となっている。

 なお、こちらも同時実行数にひも付いたライセンスのため、ライセンスに空きがあればRPAを稼働できるが、フローティングライセンスとは異なり、実行状況を把握する機能はないため、誰がいつ実行するかは個別に調整する必要があるとのこと。