KDDIとモチベーションワークス、教職員向けにクラウド型校務支援サービスを提供　業務のDXを支援

　KDDI株式会社とモチベーションワークス株式会社は31日、教職員の業務のDX（デジタルトランスフォーメーション）を支援する新サービス「クラウド型校務支援サービス」を、同日より提供開始すると発表した。

　新サービスは、モチベーションワークスが提供しているフルクラウド統合型校務支援システム「BLEND」と、KDDIが提供している企業向けポータル「KDDIビジネスオンラインサポート」、ID統合管理サービス「KDDI Business ID」をセットにしたもの。

　中核となるBLENDは保育園や幼稚園から、小・中学校、高等学校、高等専門学校、専修学校、大学まで、教職員の日々の校務を効率化するシステムで、出欠や成績の登録、指導要録や調査書などの帳票出力といった教務関係を中心に、校務に必要なさまざまな機能を備えている。

　また、各種データのひも付けによりデータが一括反映されるため、各種の帳票に何度も記入する必要はなく、二重校務を防止可能。マルチOS／マルチデバイスにも対応しており、端末や場所に縛られることのない校務を実現できる点も特徴だ。

　今回は、このBLENDがKDDIビジネスオンラインサポートやKDDI Business IDと連携し、BLENDを含む、利用中のKDDIサービスのIDを一元管理を可能となったほか、複数IDの管理や2段階認証が可能なため、場所にかかわらずセキュリティを確保しながら作業を行えるとのこと。

　なお導入後についても、専任担当者がチャットツールやオンライン会議ツールなどを通じて伴走する、独自のカスタマーサポート体制を構築しており、利用する教職員を支援するとしている。

　提供料金は、生徒ひとりあたり月額300円（税別）。両社では、国内の公立・私立の保育園、幼稚園、小学校、中学校、高等学校、高等専門学校、専修学校、大学を対象に展開する考えだ。