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KDDIのID統合管理サービス「KDDI Business ID」、FIDO 2認証を利用可能に

SSO対応サービスに5つを追加

 KDDI株式会社は26日、クラウドサービスのIDをひとつにまとめ、簡単なID管理とアクセスを実現する「KDDI Business ID」において、顔や指紋などの生体情報によってパスワードレス認証を可能にする「FIDO 2認証」と、5つのシングルサインオン(SSO)対応サービスを追加すると発表した。

 KDDI Business IDは、ID/パスワードの認証だけではなく、ユーザー単位に利用場所の制限、多要素認証の利用などを追加できるID統合管理サービス。企業ポリシーに適用した制御機能を組み合わせることもできる。

 今回はKDDI Business IDにおいて、FIDO2認証が利用可能となった。FIDO2認証は、顔や指紋などの生体情報やセキュリティキーなどを利用した認証方式で、スマートフォンやUSBデバイスなどの認証器に顔や指紋などの生体情報をかざすことにより、パスワードレスで簡単にログインできるという。また、生体情報を利用しているため、パスワードの漏えいなどによる不正ログインのリスクを回避可能。パスワード入力と「FIDO2認証」を併用すれば、さらに高いセキュリティの認証方法として利用することも可能だ。

 さらに今回は、SSO対応サービスにZscalerやCisco Umbrellaなど、5つのクラウドサービスが追加された。

 KDDI Businessの価格は、1IDあたり月額150円(税別)。すでに有償のセキュリティ機能を利用しているKDDI Businessのユーザーは、利用するSSOサービス数にかかわらず、同額でFIDO 2認証を追加できるとのことだ。