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遠隔現場支援システム「V-CUBE コラボレーション」、電子小黒板を重畳してビデオ配信する機能を提供

建設現場の業務改善を支援

 株式会社ブイキューブは24日、遠隔現場支援システム「V-CUBE コラボレーション」において、電子小黒板機能をリアルタイムで現場映像に重畳し、そのままビデオ通話・配信できる機能をリリースしたと発表した。また同時に、V-CUBE コラボレーションから、電子小黒板や距離計測など、スマートフォンで手軽に使いたい機能を一部抜き出したiOSアプリ「Toolbox」も提供を開始する。

 V-CUBE コラボレーションは、現場と本部など、離れた場所間での情報共有をリアルタイムに行えるコミュニケーションシステム。今回提供する新機能では、現場のモバイル端末の映像に電子小黒板機能を重ねた状態で、ビデオ通話や配信を行えるようになった。

 電子小黒板とは、工事写真を撮影する際に配置する、撮影状況(工事名や工種など)を記載した小黒板を電子化したもの。電子小黒板の重畳機能を利用すると、現場での撮影時に小黒板を持ち運ぶ必要がなくなるほか、遠隔作業支援中も常に黒板が確認可能になるという。さらに、J-COMSIAの検定を取得した信憑性情報の埋め込みも同時にできるため、作業の効率化、利便性の向上が同時に実現するとのこと。

電子小黒板の重畳とライブ配信、写真撮影の様子

 一方のToolboxは、単独、またはV-CUBE コラボレーションと連携して利用可能なアプリ。黒板作成や黒板撮影、写真撮影、表示(信憑性情報埋め込み)、距離計測ARなどの機能を備えているほか、V-CUBE コラボレーションとの連携時には、黒板の重畳とライブ配信機能も利用できる。