ニュース

ウェアラブルデバイスとWeb会議でフィールドワークを支援、ブイキューブの「遠隔作業支援ソリューション」

 株式会社ブイキューブは2日、拠点間情報共有システム「V-CUBEコラボレーション」と、米RealWearのスマートグラスを連携させた遠隔作業支援ソリューションを提供開始すると発表した。フルハーネスに対応したハンズフリーを実現しており、スマートグラスの装着者は音声操作のみで、現場と遠隔地とで視界を共有しながら、目視確認、状況把握や確認、検査などを行えるという。

 V-CUBEコラボレーションは、資料共有や映像書き込み、写真送信などを活用した遠隔拠点間のコミュニケーションが可能なサービス。建設業向け遠隔現場監督・作業支援システムとして、国土交通省新技術情報提供サイト「NETIS」に登録されているという。

 今回提供する遠隔作業支援ソリューションでは、建設・設備関連業や化学・石油化学などの製造業、電力などインフラ業の企業と現場実証を重ね、RealWearのスマートグラスと連携できるように、V-CUBEコラボレーションをカスタマイズして提供する。

 具体的には、映像のズーム機能やフラッシュ点灯、現場写真を撮影して本部側に送るなど、日々の業務遂行に必要な操作を実装し、騒音環境下でも遅延なくハンズフリーで業務を遂行できるとのこと。

 また、スマートグラスがある現場のネットワークが狭帯域であっても、ストレスなく双方向コミュニケーションが可能な点も特徴。熟練者が現場に足を運ぶことなく、施工管理・監督などの業務、新人のサポートなどをスムーズに実施可能としている。

 なお、このソリューションは、クラウドならびにオンプレミスに対応しており、ユーザー企業の要望に応じた形態での提供に対応する。

米RealWearのスマートグラス(左)と、本部と現場を接続した際のスマートグラス側の画面イメージ(右)