みずほ銀行とスマイルワークス、改正電帳法対応の電子帳票保存サービスを提供

　株式会社みずほ銀行と株式会社スマイルワークスは22日、2022年1月施行の改正電子帳簿保存法に準拠した請求書の電子保存サービス「みずほ電子帳票保存サービス」を提供開始したと発表した。業務効率化サービス「みずほデジタルアカウンティング」と併用することにより、会計仕訳、振込申請、請求書保管の一連の経理業務を効率化できるとのことだ。

　改正電子帳簿保存法では、請求書の電子保存が容易となった一方で、電子データとして受け取った請求書は、同法に則った形での電子保存が義務付けられ、印刷した紙の保存は認められなくなる（2023年12月末まで猶予）ため、企業では同法への対応を迫られている。

　こうした背景の基で提供されるみずほ電子帳票保存サービスは、みずほデジタルアカウンティングのAI-OCR機能でデータ化した請求書を、改正電子帳簿保存法のスキャナ保存要件や電子取引要件に準拠した形で電子保存できるサービス。法令の検索要件で必要とされる「取引先名」「取引金額」「取引日」などの検索条件項目についても、AI-OCR機能によって自動設定可能なため、容易に利用できるという。

　また、申し込みはWeb上の操作のみで完結でき、利用料金も使った分だけの完全従量制で提供されるので、手軽に利用できる点もメリットとした。

　価格は、保存容量10GBあたり月額3300円（税込）。利用にあたっては、みずほWEB帳票サービス、みずほデジタルアカウンティングの契約が必要になるほか、みずほデジタルアカウンティングの利用料金として、請求書の読み取り1枚あたり99円（税込）がかかる。