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KPMGコンサルティング、工場・製造現場の各種コンプライアンス対応を支援するサービスを提供

 KPMGコンサルティング株式会社は3日、「トラステッド・プロダクツ&マニュファクチャリングサービス」の一環として、工場・製造現場の各種コンプライアンス対応を網羅的に支援する「工場コンプライアンス対応支援サービス」を提供開始した。

 工場コンプライアンス対応支援サービスは、KPMGがグローバルで構築したコンプライアンスフレームワークを活用するとともに、グローバルで蓄積したコンプライアンスや不正調査、事業計画立案・実行などの知見と経験を組み合わせることで、コンプライアンス違反の予防・発見から危機発生時の対応まで、製造業におけるコンプライアンス対応を支援する。

 また、セキュアなスマートファクトリーの実現に向け、制御システムにおけるサイバーリスクの低減を支援する「スマートファクトリーサイバーセキュリティ・分析フレームワーク」と合わせることで、工場の多様な問題や課題への対応を幅広くカバーする。

 サービスは、予防・対応・発見の各フェーズに合わせて、「リスクアセスメント」「監査支援」「違反対応支援」「再発防止策立案・実行支援」で構成される。

 「工場コンプライアンスリスクアセスメント(予防)」では、品質から環境、人権・労務・安全、情報管理など、工場のオペレーションにかかわるコンプライアンスリスクについて、リスクの保有状況を含むリスクの評価のほか、統制の整備や運用状況の確認、残存リスクの評価および対応の優先順位づけを含む改善施策を提案する。

 「工場コンプライアンス監査支援(発見)」では、KPMGが作成した「工場コンプライアンスリスクマップ」を基に、リスクベースでの監査項目の検討、監査の継続性の確保、課題整理・改善プランの策定まで、品質不正などのコンプライアンス違反を念頭に置いた内部監査の実施を支援する。

 「工場コンプライアンス違反対応支援(対応)」では、弁護士をはじめとしたKPMG内外の専門家との連携により、複眼的・網羅的な管理・対応体制を構築するとともに、アクション計画の策定から実行、進捗管理を行うことで、コンプライアンス違反による企業へのダメージを最小限にとどめるとともに、再発防止をより確実なものにする。

 「再発防止策立案・実行支援(対応)」では、KPMGがグローバルで培った専門的な知見に基づき、真因の分析から再発防止策の立案、施策の実行、モニタリングまでをワンストップで支援する。