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KPMGコンサルティング、AutoML(自動機械学習)の導入支援サービスを提供

 KPMGコンサルティング株式会社は13日、機械学習の専門知識やスキルがなくても機械学習モデルの設計や構築を自動化する、AutoML(Automated Machine Learning:自動機械学習)の導入を総合的に支援するサービスを提供開始した。

 AutoMLは、ノンコーディングかつ短期間で高精度なAIモデルを構築でき、売り上げ予測や販売予測のほか、人員予測や在庫予測など、業界や部門を問わず企業のさまざまな業務に活用できるほか、構築したAIモデルにより業務を効率化するとともに、データを活用した予測分析による迅速な意思決定を可能にする手段として注目されている。

 支援サービスでは、企業の業務改革の実現に向け、AutoMLの活用範囲の検討から選定、導入支援、導入後の評価まで総合的に支援する。さらに、「アイディエーション」「構築」「業務への適用」「モニタリング」という4つのステップを通じて、各部門における業務実務者のAutoMLの基礎的な理解、および業務変革の基盤となる課題解決手法の習得に向けたワークショップの開催など、実務担当者の自走化を支援する。

 アイディエーションのステップでは、AutoMLについてのレクチャーと座学形式で実施し、基本的理解を促す。また、KPMGコンサルティングが有する検討フレームワークを用いて、業務(タスク)対象、実現後のアクション、実現性、ビジネスインパクトなどの観点で、導入候補となる業務の検討を行う。

 構築のステップでは、データの準備、データクレンジング、モデル構築と評価、評価判断とデータの見直しなどの一連の作業を伴走しながら、完成度の向上を支援する。

 業務への適用のステップでは、実業務への適用に向け、仮運用と本番運用へ向けた業務導入・切り替えを伴走しながら支援する。

 自走化に向けた高度化支援のステップでは、業務実務者の自走化に向け、定期的な精度の評価と改善検討のフレームワークを活用した運用のモニタリング、改善の提案などを伴走しながら支援する。また、アイディエーション、構築、業務適用、運用改善を、リード・推進できる社内リーダーの育成を支援する。