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Splunk、運用監視ソリューション「Splunk Observability Cloud」をAWS東京リージョンを活用して日本でサービス提供

 米Splunkは26日、オブザーバビリティ(可観測性)機能を備えた運用管理ソリューション「Splunk Observability Cloud」について、Amazon Web Services(AWS)の東京リージョンを活用して、7月から日本国内において順次サービスを提供開始すると発表した。

 Splunkでは、企業はSplunk Observability Cloudを使用することで、DevOps、ITオペレーション、ソフトウェア開発チームが、アプリケーション、サービス、インフラのパフォーマンスおよび健全性に関するあらゆる疑問に対して、メトリクス、トレース、ログからすべての答えを得られると説明。すべてのデータはサンプリングされることなく、リアルタイムかつあらゆる規模で収集されるとしている。

 今回、AWS東京リージョンを通じて、日本でのサービス提供を行うことで、国内企業は、国内データ保持の選択肢を得ることが可能になり、またオブザーバビリティにとって重要な要件である低レイテンシーでの観測が可能になる。これにより、企業はデータレジデンシーに関連するコンプライアンス要件にも対応できるようになるとしている。

 Splunk Services Japan合同会社のエリアヴァイスプレジデント 日本法人社長執行役員の野村健氏は、「すでに日本国内で提供しているSplunk Cloudに続き、Splunk Observability Cloudもサービス提供できることをうれしく思います。Splunk Observability Cloudは、DevOps、ITオペレーション、ソフトウェア開発チームにとって、オブザーバビリティに必要なすべてのソリューションを統合された1つのインターフェイスで提供します。日本のお客様がデジタルトランスフォーメーションを推進していく上で、よりリアルタイムにビジネスやサービスを観測していく必要性が高まるなか、お客様のIT環境により近い場所でサービスを提供していくことで、セキュアでより精度の高いサービスの提供が可能となります」と述べている。