ニュース

NECが「Mate/VersaProシリーズ」の新モデルを発売、携行性を維持したまま液晶を大型化したモバイルノートPCなど

 日本電気株式会社(以下、NEC)は3日、法人向けPC「Mate/VersaProシリーズ」の新モデルとして、17タイプ48モデルを同日より販売開始すると発表した。今回のラインアップでは、オフィスワークとリモートワークを併用する“ハイブリッドワーク”のパフォーマンス向上を支援するための強化が行われているという。また、全モデルでWindows 11が選択可能になった。

 新モデルのうち「VersaPro UltraLite タイプVG」は、14型液晶ディスプレイを採用したモバイルPCのフラグシップモデルで、従来の13.3型液晶から画面サイズを大型化し表示領域を拡大しながらも、従来モデルとほぼ同じサイズで提供されるという。また、重量も最軽量時で約822g、最大約24時間の長時間駆動バッテリーを搭載した場合でも約875gと軽量で、携行性の高さを維持しているとのこと。

 性能面では、CPUに第11世代Coreプロセッサを搭載し、処理速度を向上。一部構成では5Gネットワークの搭載も可能にした。また、内蔵指紋センサーやカメラシャッター付きWebカメラの搭載を選択すれば、利便性とセキュリティの向上にも対応する。

 NECでは、これらの強化により、自宅でもオフィスでも、場所を選ばず、生産性を下げることなく作業可能になったとアピールしている。

 価格は34万5000円(税別)から。2月18日の出荷開始を予定している。

VersaPro UltraLite タイプVG

 2つ目のモバイルPC「VersaPro UltraLite タイプVC」でも、約971gの軽量を維持しつつ、従来の12.5型から13.3型へと画面サイズを拡大。AMD Ryzen5プロセッサを採用し、コア数、スレッド数を強化した。これにより、Web会議をしながら他のアプリケーションで作業を行うなど、マルチタスク処理を支援するという。

 価格は26万8000円(税別)から。2月17日の出荷開始を予定している。

VersaPro UltraLite タイプVC

 なお、今回の新モデルでもYAMAHA社との共同開発による音響機能「Audio Engine」を搭載しているが、ノイズサプレッサーが強化され、エアコンの音など周囲の雑音だけでなく、会議で気になりやすいタイピング音も低減できるようになった。