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セゾン情報のファイル転送サービス「HULFT Multi Connect Service」、中小規模向けのライト版を新たに提供

 株式会社セゾン情報システムズ(以下、セゾン情報)は6日、ファイル転送サービス「HULFT Multi Connect Service」において、中小規模システム向けの「HULFT Multi Connect Service ライト版」を10月より提供開始すると発表した。月額利用料金は18万円から。

 HULFT Multi Connect Serviceは、インターネットでセキュアなファイル転送が実現できるSaaS型マルチプロトコルゲートウェイ。利用企業のシステムから接続すると、システムの大幅な改修を行うことなく、すぐにファイル転送を開始できる点を特徴としており、2024年1月にサービス終了が予定されている、ISDN ディジタル通信モードの代替手段としての活用にも適してるという。

 今回はこのラインアップとして、取引先100社未満、10~100ファイル(最大200ファイル)といった中小規模環境向けのライト版が新たに追加された。従来のサービスは「エンタープライズ版」として引き続き提供される。

 なお、エンタープライズ版では各社が1テナントを占有する環境占有型で提供されていたが、ライト版では1テナントを複数社が共有するほか、1ファイルあたりの転送サイズが、エンタープライズ版の最大2GBに対し、ライト版は最大1GBに制限されるとのこと。

 ただし、インターネット回線でのセキュアなHULFT伝送機能(TLS暗号化によるセキュア通信/PCI DSS準拠)を提供する点や、インターネット、閉域網、HULFT、全銀TCP/IP、SFTPといった多様な接続回線/通信プロトコルの組み合わせが可能な点は、エンタープライズ版と同様。また今後は、セゾン情報が提供開始する予定のクラウド型データ連携プラットフォーム「HULFT Square」との連携も予定されている。