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セゾン情報システムズ、クラウド型データ連携基盤「HULFT Square」を先行ユーザー向けにリリース

 株式会社セゾン情報システムズは6月30日、クラウド型データ連携基盤「HULFT Square」を、先行ユーザー向けにリリースすると発表した。一般提供開始は2022年度第4四半期を予定しているとのこと。

 HULFT Squareは、基幹業務システム上のさまざまなデータと、SaaSをはじめとする外部アプリケーションなどとを連携させる次世代クラウド型データ基盤。高いセキュリティのもと、国・地域、業種を超えたさまざまなデータの連携を可能にし、データ活用のリスクと手間を削減することで、利用企業が理想とするデータビジネスの実現を支援するという。

 すでに先行ユーザーによるトライアル利用が開始されていたが、今回の先行ユーザー向けリリースでは、ユーザーがログインする際のメニューや認証機能、サポートや請求処理などに必要とされるバックオフィス機能を運用開始した。

 さらに、ジョブ実行の管理やETL(Extract/Transform/Load:抽出、整形、実行)機能、MFT(マネージドファイル転送)/HULFT連携といった、サービス提供に必要な中枢部分を実装したとのこと。

 このほか、SaaSとの連携が可能なコネクタを19種類50コネクタに増やし、柔軟に利用できるようにしている。

 なお、先行ユーザーである日清食品ホールディングスでは、各リージョンに分散している経営指標の集約を早め、データ分析の迅速化を図るために、データを国内/海外の各システム/SaaSからHULFT Squareにて収集、最適化し、データウェアハウス(DWH)に蓄積するといったPoCを実施しているとのことだ。