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セゾン情報システムズ、「HULFT Multi Connect Service」の閉域回線オプションを提供

 株式会社セゾン情報システムズは29日、INS代替ソリューションの「HULFT Multi Connect Service」と、株式会社エヌ・ティ・ティピー・シーコミュニケーションズ(以下、NTTPC)が提供する「Master's ONE CloudWAN」を接続し、「HULFT Multi Connect Service」の閉域回線オプション「HULFT Multi Connect Service 接続専用ルータ for Master's ONE CloudWAN」を発表した。

 HULFT Multi Connect Serviceは、インターネットでセキュアなファイル転送が実現できる、SaaS型マルチプロトコルゲートウェイサービス。NTT東西が提供しているISDNサービス「INSネットディジタル通信モード」の終了予定に伴い、INS回線を利用しているシステムの通信手段の代替手段としても利用できる。

 セゾン情報システムズでは、HULFT Multi Connect Serviceに対しては、顧客から閉域回線接続のサービス提供の要望が多数あったと説明。これまで、HULFT Multi Connect Serviceに閉域回線でシステム接続する際は、顧客自身で閉域回線のネットワーク提供キャリアを選定し、機器やネットワークの専門知識を要する設定の必要があったが、新たに提供する閉域回線オプションは、閉域回線導入に関わる負荷を軽減でき、より多くの企業がHULFT Multi Connect Serviceを活用できるとしている。

 HULFT Multi Connect Service 接続専用ルータ for Master's ONE CloudWANは、HULFT Multi Connect Serviceに閉域回線での接続を可能とするオプションサービスで、ユーザー拠点にネットワーク敷設および接続可能な専用ルーター機器を設置する。

 サービスの1回線・1ルーターあたりの価格は、初期設置費用:が11万5000円、月額利用料が3万円。接続ネットワーク:は、NTTPCのMaster's ONE CloudWAN セキュアパッケージタイプ。サービスは12月1日に申し込み受け付けを開始する。

 セゾン情報システムズでは、物理的な回線接続だけでなく、Amazon Web Servicesなどクラウド間での閉域接続オプションの追加を検討しており、さらなる接続の容易性を追求していくとしている。