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サイバーソリューションズ、eDiscovery対応メール監査システム「Enterprise Audit」を発表

 サイバーソリューションズ株式会社は5日、eDiscovery対応メール監査システム「Enterprise Audit」を、8月1日に販売開始すると発表した。

 Enterprise Auditは、訴訟に関連する電子データやコンテンツを全て自分で収集して開示することを規定した電子証拠開示制度のeDiscoveryに対応し、企業のリスクマネジメントにおける監査・訴訟対策を強化するメール監査システム。メールアーカイブシステム「MailBase」の機能をベースに、eDiscoveryを行う際の手順であるEDRM(電子情報開示参考モデル)のフローに従い、監査業務を迅速かつ正確に行うための機能を強化した。

 社員が送受信するすべてのメールとチャットを削除・改ざん不可の状態でリアルタイムに完全アーカイブ保持し、より厳密なデータ管理環境を提供する。メールの検索・閲覧・転送ログに加えて、監査操作ログ、管理権限設定ログも記録される。さらに、データ整合性チェック機能により、エクスポートしたデータがシステムから正しく取り出されたことを証明し、訴訟用データのエビデンス要件を満たすことができ、信頼性のある監査が可能となる。

 万が一、民事訴訟が行われた場合には、高速な全文検索機能により膨大なメールデータから迅速かつ正確な情報を取り出すことができる。また、eDiscoveryで求められるEDRMのフローに従って、同一画面内で外部監査人と連携して分析とレビューを行い、結果をエクスポートすることができ、迅速かつ正確な監査対応を可能にする。

 Enterprise Auditの提供形式はオンプレミスで、今後、クラウド版を提供予定。アーカイブ対象は、メールがMicrosoft 365、Google Workspace、Exchangeなど。チャットがMicrosoft Teams。このほか、クラウド/オンプレミスを問わず、さまざまなメールシステムにも対応するとしている。価格は、100アカウントの場合で初年度費用50万4000円から(税別)。