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サイバーソリューションズ、メールセキュリティ製品の新版「MailGates 6」を6月に発売

ダウンロードURL先のファイルを事前チェック可能に、レポート機能も強化

 サイバーソリューションズ株式会社は、メールセキュリティシステム「MailGates(メールゲーツ)」の新版「同 V6」を6月1日より販売開始すると発表した。

 MailGatesは、標的型攻撃や情報漏えいへの対策が可能なメールセキュリティシステム。迷惑メール対策やメール誤送信対策、PPAP対応など、メールの送受信に関わるセキュリティ機能も備えており、ひとつのシステムでメールセキュリティ対策を包括的に行えるという。

 その中の機能として、メール受信時にメール本文内のURLが危険かどうかをチェックする機能、また受信者がURLをクリックしたタイミングで再度URLの安全性をチェックする機能を提供しているが、今回は新たに2つの機能を実装した。

 具体的には、ダウンロードリンク先にファイルを設置しているURLが受信メールに含まれる場合、URLの先にあるファイルをMailGatesのアンチウイルス機能によってスキャンできるようにした。これにより、利用者によるダウンロード操作前にファイルのウイルスチェックが可能になる。

 また、オプションのサンドボックス機能を契約している場合には、ディープラーニング(深層学習)技術を利用した振る舞い分析を実行し、悪意のあるファイルをより正確に検出できるようにしているとのこと。

 さらに、メール添付ファイル内にあるURLにもウイルス攻撃の可能性があるため、MailGatesが複数のデータベースと照合し、添付ファイル内に危険なURLが埋め込まれていないかも事前にチェックする。

 2つ目の新機能は、自社のウイルス攻撃状況を確認できるレポート機能の強化。以前から実装されていた、ウイルスや詐欺・フィッシングメール・危険なURLなどを統計する機能に加え、自社の攻撃状況の詳細がわかるレポート機能を新たに利用可能にした。システム担当者やコンプライアンス担当者がこのレポートをチェックすることで、自社の中で「誰が」「どのような外部から」攻撃を受けているかを把握できるようにしている。

 サイバーソリューションズでは、外部から企業に対する攻撃はメールを起点とするものが多いため、このレポート機能を利用すれば、外部からの攻撃に対する早期発見・対応が可能になるとアピールしている。

 なお、今回MailGates V6に搭載された新機能は、「CYBERMAIL Σ」「MAILGATES Σ」「Cloud Mail SECURITYSUITE」といった自社のクラウドサービスにも順次実装していく予定だ。