ニュース

NECマグナス、ローカル5Gの一体型基地局装置「FB2000SS」を発売

 NECマグナスコミュニケーションズ株式会社(以下、NECマグナス)は23日、ローカル5Gサービスを実現するためのCU/DU/RU機能を一体化した基地局装置「FB2000SS」の販売を開始した。

 FB2000SSは、ローカル5G向けの基地局装置で、周波数帯はSub-6GHz帯のn79(4.6~4.9GHz帯)をサポートし、SA(Standalone)モードに対応。防塵防水はIP65に準拠し、屋内外に設置できる。

ローカル5G一体型基地局装置「FB2000SS」

 CU/DU/RU一体型のためMFH(モバイルフロントホール)の配線が不要で、省スペースを実現。最大64台の端末を収容し、4MIMOアンテナで1アンテナあたり最大30dBmの出力により、広いカバーエリアを構築できる。

 NECマグナスでは、FB2000SSは公立諏訪東京理科大学のキャンパスネットワークにおけるローカル5G設備や、ひまわりネットワーク株式会社による高速無線インターネットサービスのローカル5G実証実験に採用されていると説明。今後の地域DXやスマートシティなどの市場に向け、5G技術の持つ「超高速通信」「低遅延」という特長を生かして、社会を変えていく新たな価値を提供していくとしている。