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網屋、クラウド型無線LAN「Hypersonix」のラインアップを拡充 店舗向けのWi-Fi 6対応モデルを追加

 株式会社網屋は1日、クラウド型無線LANソリューション「Hypersonix ベーシックタイプ」の新モデルとして、Wi-Fi 6(IEEE802.11ax)に対応した「店舗向けWi-Fi6モデル」を提供すると発表した。

 Hypersonixは、無線LAN環境の設計・構築から導入後の運用や障害対応までを、クラウド上の管理センターに一任できるクラウド型の無線LANソリューション。ユーザーのネットワーク環境をリモートから管理することにより、オフィス/店舗/工場/学校/病院などの多様な環境に対し、コストと手間を削減しながら、それぞれの要件に適したWi-Fi環境を柔軟に提供できるという。

 利用するアクセスポイントのラインアップは、セキュリティと安定性を重視した大規模向けの「ハイセキュアタイプ」、中小規模向けの「スタンダードタイプ」、小規模向けの「ベーシックタイプ」が用意されているが、今回はベーシックタイプにおいて、Wi-Fi 6対応製品を提供する。

 無線通信は2×2 MIMOに対応し、2.4GHzで最大574Mbps、5GHzでは最大1200Mbpsの高速通信が可能なほか、複数の端末に対して同時にデータを送受信できるMU-MIMOや、通信帯域を分割して管理することで、フリーアドレスなど密集エリアの電波を効率よく活用するOFDMA、さらなる高速化を実現する1024QAMの符号化方式といった、Wi-Fi 6の新技術を利用可能だ。

 なお従来のベーシックタイプと同様、ハイセキュアタイプやスタンダードタイプが搭載している外部認証連携、タグVLANなどの機能は搭載しない。推奨同時接続台数も、従来のベーシックタイプと同じ20台までとなっている。

 網屋では新モデルについて、無線通信の高速化、多数デバイスの同時接続効率向上といった特徴から、フリーWi-Fiを利用してのテレワークやWeb会議、タブレットを利用したセルフオーダーなど、同時に大容量のデータのやりとりが求められる、カフェやホテルなどの店舗に適していると紹介している。