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ウイングアーク1st、データ分析基盤「Dr.Sum」でMicrosoft Power BIとの連携に対応する最新版を提供

 ウイングアーク1st株式会社は26日、データ分析基盤「Dr.Sum Ver.5.6」について、「Microsoft Power BI(以下、Power BI)」と連携が可能となった最新版アップデートモジュールを提供開始した。

 Dr.Sumは、企業内に蓄積されたさまざまなデータを高速集計できるデータベースで、ウイングアーク1stが提供するユーザーインターフェイス「Dr.Sum Datalizer」、BIダッシュボード「MotionBoard」と連携して利用されている。一方、利用データの増大と多様化に伴い、高速かつ柔軟にデータを扱うことができるDr.Sumデータベースエンジンが、より多くのシーンで求められていたという。

 こうした状況を受け、最新版のDr.Sumでは、新たにPower BIとの連携に対応。ウイングアーク1st以外のBIツールとの連携を強化することで、幅広い顧客にDr.Sumのデータ活用環境を利用できるようにする。

 これにより、Dr.Sumのユーザーは、利用用途に応じてインターフェイスを使い分けできるようになり、Power BIのユーザーはDr.Sumを選択して、ノンプログラミングで手軽にデータマートを構築することが可能となる。

 このほか、新バージョンでは、HA(高可用性)構成での運用への対応や、ExcelアドインからDr.Sumデータベースエンジンにデータ入力・更新できるTableEditor機能の強化、PythonファイルやモデルなどのデータファイルのDr.Sumサーバーへのデプロイや、Pythonのライブラリを一括管理する機能の実装などを行っている。

 Dr.Sumは、クラウドサービスとオンプレミス製品を提供しており、クラウドサービスの価格は月額15万円(税別)から。オンプレミス製品はサブスクリプションライセンスが月額12万900円(税別)から。