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リコー、オンライン会議の記録・共有サービス「toruno」を正式提供 音声・テキスト・画面キャプチャで記録

 株式会社リコーは5日、Microsoft TeamsやZoomといったオンライン会議の内容を記録・共有するサービス「toruno(トルノ)」を、4月12日より提供開始すると発表した。ラインアップとしては、β版の機能を受け継いだ個人向けの「toruno パーソナル」と、チーム内の共有機能を備えた法人向けの「toruno ビジネス」を用意している。

 torunoは、オンライン会議やウェビナーの録音と文字起こししたテキスト、PC画面のキャプチャを行うクラウドサービス。Windows用のデスクトップアプリを導入しておけば、利用者が記録したいと思った時に、最短1クリックで記録を開始できるという。

 記録された音声、発言のテキスト、画面ショットは時系列で整理されたWebページで確認でき、議事録作成を効率化可能。そのWeb画面自体をチームメンバーにURL共有することも可能なため、会議欠席者が情報をキャッチアップしたり、日ごろの商談を上司やリーダーにレビューしてもらったり、といった活用も行えるとした。

 さらに、発言がテキスト化されているため、キーワード検索機能によって大事な発言をピックアップできる点もメリット。音声の再生速度を変更する機能も備えており、再生を倍速にすれば、内容確認の時間を短縮可能としている。

 なお音声認識エンジンは、実績のあるアドバンスト・メディアの「AmiVoice」を採用しているが、torunoが用意したCSVファイル・フォーマットで、ユーザー辞書に会社用語や業界用語を登録すれば、さらに認識性能を強化できるとのことだ。

 toruno ビジネスの価格例(税別)は、月間20時間までのプランで月額6000円から。20時間を超えた部分については1時間あたり300円の従量料金で利用できる。