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リコージャパンの会議まるごと記録サービス「toruno」、生成AIによる要約機能付き上位プランを提供

 リコージャパン株式会社は、会議まるごと記録サービス「toruno(トルノ)」の法人向け上位プランとして、「toruno ビジネス AI要約プラン」を7月10日より提供開始すると発表した。

 「toruno」は、“文字起こし+録音+画面キャプチャ”で会議を記録・管理できるクラウドサービス。対面/オンライン双方で利用でき、Windows用のデスクトップアプリを導入しておけば、利用者が記録したいと思った時に、最短1クリックで記録を開始できるという。Web会議はMicrosoft TeamsやZoom、Google Meetなど多くのサービスに対応するほか、既存の音声・動画ファイルの文字起こしも可能。外出先での会議の録音・文字起こし用にiPhoneアプリも用意されている。

 今回、新たに提供を開始する「toruno ビジネス AI要約プラン」では、「toruno」で記録された文字起こしデータをもとに、生成AIによる会議内容の自動要約を行えるようになった。「議事録」「要約」「日報・商談記録」など、目的別にプロンプトテンプレートがあらかじめ用意されており、用途に応じた要約を簡単に生成できるとした。

 さらに、利用者自身がプロンプトを手動で入力することも可能で、柔軟な出力に対応する。なお、生成された要約に対して、特定の情報を深掘りしたい場合は、追加のプロンプト入力により、さらなる詳細情報を取得できるとのこと。

 また、要約結果は議事録エディタで編集でき、テキスト形式でのダウンロードやクリップボードへのコピーに対応しているので、自社フォーマットへの転記や共有もスムーズ実行可能。加えて、文字起こし結果や要約結果に対する、閲覧・編集の権限設定機能も備えているため、安全な利活用が可能としている。

 なお、「toruno」は外出先での商談記録にも対応しており、iPhoneアプリで商談の録音を行ったうえで、要約した結果を営業日報としてSFA(営業支援システム)に登録することにより、今後の営業提案への活用を見込めるとのことだ。

 「toruno ビジネス AI要約プラン」の価格(税別)は、月30時間プランの場合、月額基本料金が2万7000円、利用超過分の従量料金単価が1時間あたり900円。75GBのデータ保存容量が提供される。また月100時間プランの場合、月額基本料金が8万5500円、利用超過分の従量料金単価が1時間あたり855円で、データ保存容量は250GBとなっている。