ニュース

クラウドサイン Salesforce版、電子帳簿保存法に対応したアップデートを実施

 弁護士ドットコム株式会社と株式会社テラスカイは4日、両社が共同で提供している「クラウドサイン Salesforce版」が、改正電子帳簿保存法に対応したアップデートを行ったと発表した。

 クラウドサインは、従来の「紙と印鑑」を「クラウド」に置き換え、契約作業をPCだけで完結できるクラウド契約サービス。クラウドサイン Salesforce版は、このクラウドサインをSalesforceに対応させるサービスで、クラウドサインとSalesforceをつなぐことにより、顧客ごとの契約書管理や手続きの進ちょく管理ができるようになる。

 今回のアップデートでは、Salesforce上に登録している書類情報(契約開始日や取引金額・契約相手の名称・氏名・会社名など8項目)が、契約送信時にクラウドサインに自動連携されるようになり、電子帳簿保存法が定める、電子データの保存要件を満たす形式で管理を行えるようになったという。

 具体的には、自動連携後に、クラウドサインが認定タイムスタンプを施し、記録事項について訂正または削除を行えない形式で保存することにより、真実性が確保されるほか、ディスプレイの画面、およびプリンタで印刷する書面に速やかに出力できることにより、見読性を確保する。また、電磁的記録の記録事項について、取引年月日などの要件が検索できることにより、検索機能を確保するとした。

 さらに今回は、セキュリティ対策の観点から、管理者がメンバーに対して「アクセスコードを必須にする」設定を可能にするとともに、転送許可の標準設定を変更し、従来の初期値「許可しない」ではなく、「許可する」を管理者によって設定できるようにしている。