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電子契約サービス「クラウドサイン Salesforce版」、送信処理APIを提供

 株式会社テラスカイと弁護士ドットコム株式会社は29日、契約作業をクラウド上で完結させる「クラウドサイン Salesforce版」において、新版「同 V1.2」を10月30日より提供すると発表した。ユーザーのニーズが高かった、個別開発のニーズを満たす送信処理APIを実装するという。

 「クラウドサイン Salesforce版」は、契約書の作成から締結、保管をWeb上で行える弁護士ドットコムの電子契約サービス「クラウドサイン」を、Salesforceに対応させるサービス。クラウドサインとSalesforceをつなぐことにより、顧客ごとの契約書管理や手続きの進ちょく管理ができるようになる。

 今回のバージョンアップでは、新たに送信処理APIを搭載し、例えば、Salesforce上で最終承認された書類をクラウドサインから自動送信する、といった業務フローへの組み込みや、三社間契約、複数の送信先への一括送信などが行えるようになるという。さらに、得意先の担当者と決裁者などをあらかじめグループとして登録し、グループを送信先に指定して送信することや、アクセスコードを自動で生成して送信することも可能になるとした。

 このほか、Salesforce上の異なるテーブルで管理する対象者への送信など、ユーザーごとのSalesforceの使い方に合わせた自由度の高い開発が可能になるため、書類の送信、締結業務の効率化が実現するとしている。

 価格(税別)は、ライセンス料金が1IDあたり月額4000円(最低5IDから)、基本年間送信パックが1社あたり年間1万円(100件まで)。