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NTT Com、ゼロトラスト型セキュリティサービス「WANだふる VxGPlatform」を中小企業向けに展開

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は1日、中小規模の企業・法人に向けたゼロトラスト型セキュリティプラットフォーム「WANだふる VxGPlatform(ワンダフル ブイエックスジープラットフォーム)」を提供開始したと発表した。

 「WANだふる VxGPlatform」は、セキュリティ機器の導入から保守運用までを一元的に提供するセキュリティプラットフォーム。すべての情報機器に対してメッシュ状にセキュリティを張り巡らせ、脅威に対してより強固な対策を行う「サイバーセキュリティメッシュ」の概念に基づき、ファイアウォール、UTM、Webプロキシを中心としたセキュリティ機能と、リモートアクセス機能を標準で提供する。

 これらのセキュリティ機能を統合して提供するため、セキュリティ専門人材が不在の中小企業などにおいても、このサービスを契約すれば必要なセキュリティ機能を使えるようになるほか、運用も任せられる点がメリットとのこと。

 また標準モデルに加えて、NTTグループ独自の、リアルタイムで更新されるブロックリストを用いた多層防御を提供するBDAP(Blocklist Distribution Automatic and Protection)モデルを用意しており、利用企業がC&Cサーバーやフィッシングサイトへ接続するリスクを低減するとした。

 さらに、BDAPモデルにはサイバーリスク保険も付帯され、不正アクセスなどによる情報漏えいが発生した場合の原因調査費用や損害賠償費用、弁護士やコンサルティング会社への相談費用等を補償するとのこと。

 なおNTT Comでは、2022年度中をめどにEDR(Endpoint Detection and Response)機能の追加、および5Gなどモバイル通信のセキュリティ強化を行う予定。また新ドコモグループとして、中小企業を含む全国の法人への展開を目指している。