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NTT Com、企業向けグローバルネットワークサービスにSASEを実現するためのセキュリティ機能を追加

 NTTコミュニケーションズ株式会社(以下、NTT Com)は24日、企業向けグローバルネットワークサービスのオプションとして、SASE(Secure Access Service Edge)の実現に必要となるセキュリティ機能を追加し、提供を開始した。

 NTT Comでは、SASEの中核的な機能となる、セキュアなリモートアクセスを実現する「ZTNA(Zero Trust Network Access)」、インターネット接続のセキュリティを提供する「SIG(Secure Internet Gateway)」、クラウド通信のアクセス管理・制御をする「CASB(Cloud Access Security Broker)」を、企業向けグローバルネットワークサービスのオプションとして追加。

 これらの機能群を、NTT Comのグローバルネットワークサービスと組み合わせて利用することで、国内や海外の拠点においてこれまで個々に管理されていたネットワークサービスとセキュリティ機能の一元管理が可能となり、SASEを実現できるとしている。

 各機能は、190以上の国と地域で利用でき、ポータルサイトからオンデマンドで一元的に管理が可能。グローバルでセキュリティポリシーの統一が可能となり、セキュリティホール経由のマルウェア感染を防止する。

 機能群に加え、国や地域ごとの通信事情や顧客の通信特性に応じて、最適な回線やネットワーク機器を一元的に調達・構築する。回線から機能群まで、エンドツーエンドで保守・運用を行い、顧客の運用負荷低減や、故障原因切り分けの長期化を防ぐ。

 サービスの価格は要問い合わせ。NTT Comでは、専門的な知識を必要とするセキュリティアーキテクチャや、パラメータの設計などを支援する「導入支援サービス」を、2022年度中に提供予定としている。