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網屋、Amazon FSx for NetApp ONTAPに対応したログデータ管理ソリューション「ALog V8.5.0」

 株式会社網屋は2月28日、ログデータマネジメントソリューション「ALog」において、Amazon Web Services(AWS)のフルマネージドファイルシステムサービス「Amazon FSx for NetApp ONTAP」に対応した新版「同 V8.5.0」をリリースしたと発表した。

 「ALog」は、さまざまなITシステムから出力されたログを、「いつ」「だれが」「なにをしたのか」といった、一目でわかる形式に翻訳・変換するログデータマネジメントソリューション。収集・変換したログは、設定次第で定期レポートや異常時のアラート通知などに活用でき、「サイバー攻撃」「内部不正」といったセキュリティ対策の自動化・効率化などに貢献可能という。

 今回の新版では、AWSのフルマネージドファイルシステムサービスであるAmazon FSx for NetApp ONTAPのログ管理に対応。クラウド上のシステムからログを自動で収集・変換・分析するとともに、AIによるリスクの自動検知を実現している。

 具体的には、Amazon FSx for NetApp ONTAPが出力するイベントログをエージェントレスで収集できる機能が追加された。オンプレミスのNetAppには以前より対応しているため、クラウド/オンプレミスのハイブリッド環境についてもログ運用が行えるようになっている。また収集した生のイベントログは、解析してアクセスログに翻訳・変換できるので、専門知識のない利用者でも読み解けるとのこと。

 さらに、AIが普段のユーザー操作の傾向から異常時のふるまいを自動で検知する機能を搭載している。事前の設定により、AIの分析データを定期レポートとして出力したり、しきい値を超える緊急時にアラートとして担当者に通知したりすることも可能で、セキュリティリスクの見逃しを防ぐとした。

 なお、NetAppの生ログ(イベントログ)をアクセスログへと変換する際に不要なログを削除するため、1/38までボリュームを縮小できるほか、その後のファイル自動圧縮で、さらに1/20までの削減を可能にしており、長期間のログ保管を支援できるとのことだ。