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アグレックス、「Evolution BPO」構想の第一弾として紙書類などのデジタル化を行う「Digitalization Center」を提供

 株式会社アグレックスは28日、バックオフィス業務のデジタル化・シェアードサービス化を実現するBPO構想「Evolution BPO」の第一弾として、高機能スキャナーや最新AI-OCRを活用した「Digitalization Center」によるサービスの提供を開始すると発表した。

 Evolution BPOは、昨今のビジネス環境の変化に対応するため、「フルデジタル」「ロケーションフリー」「継続進化型」をコンセプトにした、アグレックスが目指す新しいBPO構想。

 Evolution BPOの第一弾として提供するDigitalization Centerは、高機能スキャナーや最新AI-OCRを活用して、紙書類などアナログコンテンツのデジタル化を行うサービス。アナログからデジタルへの変換に特化し、最新技術を活用して人的作業を最少化することで、安定的な業務運営とコスト最適化を実現し、アグレックスの従来比ではスキャニング業務で57%、データエントリー業務では41%の工数削減効果が出ているという。

 また、Digitalization Centerでは、PoCによる効果検証を通じた改善効果の具体化や、要件定義からプロセス再構築・デジタル化支援までをサポートする「デジタル導入支援サービス」や、文書のデジタルイメージ化からクラウド文書管理システムの導入までワンストップで対応する「デジタルファイリングサービス」、帳票だけでなく添付資料や封筒なども含めてすべての関連書類をデジタルイメージ・データ化し、後続作業で一切紙書類を扱わないデジタルプロセス(ペーパーレス)スキームを実現する「ペーパープロセスデジタル化サービス」、手書き文字にも対応したAI-OCRを最大活用し、イメージ画像から文字列を素早くデジタルデータに変換する「テキストデータ化AIサービス」を組み合わせて提供。顧客の人手不足への対応や、業績拡大に向けた業務効率化、働き方改革などを支援するとしている。

「Digitalization Center」のサービスラインアップ

 Digitalization Centerは、提供に先駆けて大手生命保険会社、大手証券会社、大手不動産管理会社など、複数社への導入が内定しているという。

 さらに、アグレックスではEvolution BPOの第二弾として、業界・業種を問わず発生する申し込みや申請などの「受付」から「確認」「登録」などの作業項目を、標準化してシェアード利用を可能にする業界横断型のITプラットフォーム「Intelligent Platform」を、2022年内にリリースを予定する。Digitalization Centerで、申込書や依頼書の書類受付など業務の入り口からデジタル化を行い、その後の後続業務を「Intelligent Platform」につなげるサービス構想で、保険会社の契約保全事務業務をターゲットにサービス提供を開始し、業務・業界領域を拡充していく予定としている。

「Evolution BPO」全体図