アグレックスとEduLab、AI-OCRを活用したデータエントリーサービスを提供へ

　株式会社アグレックスと株式会社EduLabは22日、AI-OCRを活用したデータエントリーサービスの営業活動を開始すると発表した。4月からの提供開始を予定している。

　このデータエントリーサービスは、EduLabのAI-OCR「DEEP READ」と、アグレックスが持つ「データ処理・補正技術」などを組み合わせたもの。中核となるDEEP READは、深層学習（ディープラーニング）に基づくAIを活用した手書き文字のデジタル化サービスで、文字列の画像全体を判断することにより、9割以上の精度で手書き文字のデジタル化を可能にしている。

　今回のデータエントリーサービスでは、アグレックスの顧客の約6割を占める金融系企業でも安心して業務委託してもらえるように、オンプレミス環境でAI-OCRを活用する点が特徴。アグレックスのデータセンター内にAI-OCRエンジン搭載のサーバーを設け、そこでデータ化処理を実施する。

　また、AI-OCRとアグレックスの持つデータ処理・補正技術を組み合わせ、精度・品質の確保を実現するほか、アグレックスの全国住所マスター「ADDRESS」をはじめとするCRMマスターファイルを、深層学習のためのコーパスデータとして活用し、データ読み取り精度のさらなる向上を図るとのこと。